キドside
「カノが...いなくなった...?」
「そうなの。行き先も誰にも行ってないの。」
おかしい。カノはいつも出かける時に
行き先を必ず伝えるのに。
そうなると...家出?
は?家出?
いやでもあいつならあり得る...。
....ここで考えても仕方ない。
探しに行こう。
「俺、探してくる。」
「俺も行くっす!」
セトが言った。
「で、あいつが出てったのは何時だ?」
マ「はっきりとは分からないけど、
さっきまでいたよ。」
「そうなると、あまり遠くには行ってないな。」
セ「じゃあ、カノがいそうなところを
片っ端から探すっす!」
「分かった。行ってくる。」
そう言って俺はドアを開けた。
モ「団長さん...絶対にカノさんを
連れて帰ってきて下さいね!」
「ああ。見つけたら一発殴ってくるよ。」
...カノのやつ...一体何処に行ったんだ...?