続き書きます!
>>5の続き
「こんにちわぁーっ!じゃなくて、1年間よろ!」
(ヒャアアッ!だれ⁉)
藤四郎君だ。
「ちょっと藤四郎⁉純夏は男子が苦手なの知ってるでしょ(一昨年同じクラスだったから)。いきなりとかやめてよね、私も驚いたんだけど!」
美海が慌てて注意する。
「えー!だってよぅ、これから1年間ずっと同クラだぜ?挨拶は大切だろ、大切。」ふてくされた藤四郎君は、そのまま向こうに行ってしまった。
「もー、新学年早々うるさいっての」美海はぷうっとほおを膨らませた。
(そして何事もなかったように去る藤四郎君であった・・・)
「えー、では早速自己紹介といきましょうか」担任教師の高倉先生が言った。
「えーまじぃ⁉」「ハズいんですけどぉ」クラスのブーイングを遮るように、高倉先生はこう付け足した。
「ほらだって、三枝さん(転校生)もいるでしょ?挨拶は大切よ、大切。」
(藤四郎君と同じ事言ってる・・・)
結局、出席番号順に自己紹介が始まってしまった。
私は青島で「あ」で、2番だ。