建ち並ぶカラフルな家々、人類外の住民たち、不思議なペット。
「い、い、い、い、異世界………」
思わず言葉が漏れた。
男の子は私がこのような反応をするのは予想通りだというような冷静さだった。
「やっぱり、君、ここの世界の住民じゃないんだね」
「そ、そうよ。な、な、なんで、、、こんなとこ」
彼は諦めたような顔で言った
「どうしてここの迷い込んだのかは分からない。ただ一つ言える事は
――――――迷い込んだらもとの世界へは戻れない」
「なんでそう断言できるのよ!」
彼は悲しそうな顔をし
「俺も、この世界の住民じゃない。
ほら、人間の姿をしてるでしょ?」
私は言葉を失った