――――――迷い込んだらもとの世界へは戻れない 何故そう断言できるか問い詰めた 彼は困ったようにして 「色々試したんだ。 都市伝説を検証したり、古い本を読んだり、長老に話しを聞いたりもした。 ダメだった…。 …それに、異世界からこの世界に来る人が絶えないんだ。 俺たちの他にも数人いる。」 彼は一息置いて―――――― 「手がかりは一つだけ掴めたんだ。」