「さ、さ!とりあえず入って!」
「分かったから。手、離してくれない?」
守谷菜摘は天然なのか?バカなのか?まぁいいや
「ドン、ドン、」
体育館に鳴り響く、ボールをつく音。久しぶりに聴いた。
「もしかして、あの天才プレイヤーの白石麗?」
声をかけてきたのは、守谷菜摘が入ってるバスケ部のキャプテン雨宮彩歌(あまみやさやか)だった。
「もう、バスケしてないんでその呼び方やめてもらってもいいですか?」
雨宮彩歌は「この子、こんなクールな子だったけ?」と言うような顔でこちらを見てくる。
その隣で守谷菜摘は元気そうに笑ってる。
「守谷菜摘に連れてこられたので、見ていきます。なので普通に練習してください。」
私は、キャプテンの雨宮彩歌に伝えた。その後、普通に練習が始まった。
初めは基礎練。そして、ディフェンス練習。1対1をして4対4。最後にゲーム(5対5)をする。
ここまで見てると、守谷菜摘が1番上手い。
Goo◯◯eで【守谷菜摘】と検索する。するとそこには天才シューターと書かれていた。
「あいつが、天才シューターか……。」
あまり動揺はしなかった。何故なら、実力は天才的な力だと思ったからだった。
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