人形使いと悪魔の逝きたがり契約

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3:雷々ちゃん:2019/05/04(土) 09:40

チルアが時計を見ると既に時刻は午後6時、はてこんなに時間は少なかったかなと思いながら料理を作る今日もいつも通りの食z
「おお!お前料理できるんだな!」
「ひえぇぇい!」
急に人が来た驚きと話しかけられた驚きが混じって変な声が出てしまった、やっべぇ
「お前らの色気の欠片もない叫び声出すな、もーちょっと意識した方がいいんじゃねえ?」
初対面なのにそんな失礼なこと言っておきながらケタケタと笑う謎のイケメン、
「あの、どちら様ですか?」
こんな失礼な人でも敬語を使って話すのは礼儀というものだろう
「先にお前が名乗れ」
は?いや、こんな所でイライラしてしまってはダメだ、
「失礼しました、私はチルア・カラナシタと申します、職業は人形使いです」
「ふーん、チルナか、覚えてやろう」
カッチーン 流石にこれ頭にくる
「はぁ?貴方が名乗れとおっしゃったのでしょう、それに私はまだ貴方の名前を聞いておりません、それで覚えてやろう?ふざけんのも大概にしてその汚ぇお口を謹んで下さいませ」
あまりに唐突な私のまくし立てるような口調に戸惑っているが、 気分を害してしまっただろうか
「コホン、すまんな、俺の名はムリネだ、ムリネ・ユヒコテヒ、悪魔だ、お前と逝きたがり契約を結びに来た」
………………悪魔!?え、何?逝きたがり契約?そう言えば昔読んだ本
書いてあったかも?なんだっけ?
「お前がすっごくテンパってんのは分かったから落ち着け?な?」
「...はい」
「いいか、逝きたがり契約ってのは、俺とお前がしぬまでのパートナーとしての契約を結ぶ、主従関係などてはないから安心しろ。これはお前の任意で決めてくれていいんだけどな...」
「?何ですか?」
「はぁ…お前がしんだ後に俺の使い魔になるんだ、使い魔と言うよりも戦う時のパートナー、だな。まぁ…それでな?使い魔になるにはそれ相応の経験を積まなきゃならねぇ、でもしにたい時にしねる、だが経験を積んだ後、だがな。」
これはしにたがりなチルアにとって最高な契約だった、あわよくば終わった瞬間にしぬことも出来る...
「い...おーい、チルアー?お前生きてる?」
「生きてますよ失礼ですね、因みに経験を積む、とはどんなことをすればいいのですか?」
「戦闘」
「分かりました契約します」
「早っ!もっと悩むとかないわけ?つまんねえなコノヤロウ!」
早く契約が決まった方がいいのではないか、と思ったが心の中に留めておいた。
こうして、私達は契約を結んだ


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