ーd中学前ー
「やっと着いたぞ〜‼」
2時間かけて着いたのは、d中学だ。
私達の事務所ー蘭花の部屋ーは、h市だが、d中学は、U市だ。
『2年生〜‼集まりなさい。』
私達は、体育館に呼ばれた。
2年生…ということは、いじめにあっているのは2年生の可能性が高い。
「少し聞きます。皆さん、いじめについて知っていますか?」
ーシーンー
「先生は、いじめにあっている人がいる、と聞きました。」
ーシーンー
「この学年でいじめがあるそうですが。」
「あ、あの、」
やっと1人が手を挙げた。その子は、かなり目立たない子だった。
「いじめ…見ました…。」
「話を聞かせてもらうね。」
私達は、その子ー宇井 美都ーを体育館の裏に連れていった。
「宇井さん…は、いじめを見たんだね?」
「はい…。」
「記録担当‼」
「オッケーです。」
そうして、宇井さんの話によると…
.いじめにあっているのは、1年生。
.いじめているのは、2年生。
.いじめを止めようとすると、いじめられる。
ということだった。
「私は、いじめを止めようとしようとする人を見ました。でも、後にいじめのターゲットにされていたんです。」