>>199 そう?wwありがと👼
「ねえ、これ!!ゆるちゃんに、合いそうじゃない!?」
今日のお母さんはやけにテンションが高い。()
るるぽーとについてからというもの、待ち合わせまでまだまだ時間があるので、二人でプレゼントを探す。
「てゆーかゆるちゃんなら何でも似合うわよね〜絶対!」
それは言えてる。←
「ゆるちゃんって何が好きなんだっけ?」
…
え、待って知らない……
いや、食べ物とかなら分かるけど。
まあゆるちゃんはおしゃれだから服とか好きっぽい…
だがしかーし!!
男の俺がThe・女子って感じの店に入るのはキツイ……
「ちょっとトイレ行ってくるからそこらへんぶらぶらしてて〜」
お母さんはいなくなった。
そして誰もいなくなっt((嘘ですゴメンナサイ
プレゼント…
プレゼント選びってなかなか難しい。
何を渡せば喜ぶ?
指輪?
いや早まるな俺。()
「いらっしゃいませー」
いきなり声が聞こえて心臓がバウンドした。←
そういえば俺雑貨屋見てたんだわ。
店を出ようとすると、あるものが目についた。
ネックレス……
早いかな?
AやMなどのイニシャルがチャームポイントらしい。
Y……
『私さあ、「するめ」って言われるのコンプレックスなんだよね』
口を尖らせながらそう言った緩莓がとんでもなく可愛かったのを覚えてる。
『みっ…みみみ、みっちゃん……』
顔を赤くして目を泳がせながら言う緩莓。
『ん?どした?』
『ズボンの…チャ、チャック、あいてるよ………』
チャック?
『おわーーーー!!??』
社会の窓があいていた。
でも、ストレートに言うところが緩莓らしくて、今でもよく覚えている。
あー、懐かしいわ……
そんなことを思い出していると、ぽんぽんと肩を叩かれた。
振りむこうとすると、ほっぺを指でつつかれた。(あれです、あれ)
「やーいひっかかったー」
お母さんが笑った。
自分で言うのもだけど、俺のお母さんは若い。
よくみんなに言われる。
緩莓のお母さんも若い。
すごく美人で、緩莓に似ている。
俺のお母さんと緩莓のお母さんだったら、緩莓のお母さんの方が大人っぽいけど。
俺のお母さんはなんというか……
自由すぎる。うん
ごくたまに、お母さんといるところを、『彼女?』と聞かれることもあった。
全力で否定しといたけど。()
「どう?なんかいいのあった?」
「これどうかなって」
さっきのネックレスを指差す。
「でも高いわよ、これ。買えるの?」
値段を見ると、2000円近くしていた。
…
まんぼう☆
「まあ、どれほどゆるちゃんのことを愛してるのか分かんないけど、2000円じゃ足りないわよね〜」
図星どすえ。((
いやお金なんかでは表せない。
ぜんっぜん足りねえ!!←
「まあとにかく、お腹空いたからなんか食べよ」
子供かよ。
てゆーか朝何を食べてきたんすか?雑草?()
「タピオカ!!どう?」
制服着せたらJKだわ。
うん。普通にJKだわ((
「いいんじゃない?」
「つめたーい!!」
「じゃ、温かいの頼めば」
「ひどーい!!」
なんなのこれ←