豚骨らーめん「アメイジング」の前でナナは。
「ラーメンでも食べようと。」
ガラ。
「いらっしゃい。」
と、金髪でモヒカンの固肥りの中年店主がいた。
ナナ。
「味噌ラーメン。」
「パン?」
「いやラーメンだよ、どこをどうやって聞き間違えたんだ。」
「あ、すみません。」
「オヤジさん、この店長いの。」
「10年経つね。」
「へえ。」
「あごめん、2年だ。」
「どう間違えるんだよだから!」
「ごめんごめん。」
「ああ、あ」
「はい出来たよ、味噌ラーメン。」
「ありがとう・・・美味しいね。」
「ダシがネズミだからね。」
「またまた。」
「ぷ、なんてね本当は豚のチ○コだよ。」
「う。」
「でも美味しいでしょ。」
「まあ、背筋は凍るけど美味い。」
「嬢ちゃん仕事何してるの?」
「ミュージシャン。」
「ストリッパーか。」
「だからさ!どうやって間違えるんだよ!」
「再びごめん、そうかミュージシャンか。」
「聞こえてるじゃん!」
「俺もドラム叩いてたときあったよ。」
「へえ。」
「三日でやめたけど。」
「やってたって言わないよそれ。」
「あ、東京オリンピックまであと一年か。」
「そうだね。」
「スノボが楽しみ。」
「それ冬だよ。」
「ああ!ムカムカする!」
「何だ急に。」
「あんた家でラーメン食べるなら出てってくれ!」
「何で!ラーメン屋じゃん!」
「そうなのか?」
「そうだよ!」
ラーメンや編、終わり。