>>53
途中で送ってしまいました、すいません!!!!
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見回す彼の視線がぶつかり、
「え?」「あっ?」一瞬の瞬間の後で、
「あ────ユノグー?ここで何してるのー?」
「ね、ネア姉!?なぜここに!?」
「こっちの台詞だよお前王様じゃないの、ねえー!?」
店の空気が、揺らいだ。
〜しばらくお待ちください〜
「······ネア、この人は?」スミレが上目遣いでネアを見る。
「あー、こいつはねー、ユノグ。この国の王様で、私の腐れ縁ー」体を揺らしながらネアは答える。その姿はやや苦笑しているように見えた。
「「······王様?」」アヤメも加わり、二人で目と口を丸くする。
無理もない。
彼は······どこにでも居るような、町民の格好をしていたのだ。
「そうだ!私こそが!この王国の当代王!ユノグ=レイヴンだ!」
「いや、格好ついてないからな?それにここで叫んでいいのか阿呆」ここまで無言だったカルトナが口を開く。その瞬間、
『え??』『ユノグ様だ!』『ここにいる!ユノグ様ー!』『こっちを見てくださーい!』『応援してますよ!』
どやどやと、店の中に居た人達がテーブルに集まって来た。
カルトナはため息をつく。固まっている女子陣が動き出す前に、パチン、と指を鳴らして、
「『帰化』」
魔法を発動させた。
その瞬間、人々はまるで巻き戻し動画のように、元の位置に戻っていく。そして、何事もなかったようにまた食事と空気を楽しみ始めた。
カルトナはその光景を一瞥してから、冷や汗を流している青年を眺めて────
「さて。ユノグ?少し、説教を受けてくれないか?」笑う。凄惨な笑みを浮かべながら。
[ちょっとあとがき]
申し訳ありません。
すっごく。(土下座しながら)