ーそう思っていた矢先。またいじめられた。
理科で、同じ班になった女子二人。彼女達は実験の
道具を私一人だけに持ってこさせて、記録係として
ひたすらに記録をさせ、その癖、実験の様子を隠したり
する。アラジンの筆箱を持っていたら、
「アラジンとかダサww」「きもw」と言ってくる。
大好きなアラジンを否定されて、自分まで否定されたような
気分になった。泣きたくても学校だから泣けなかった。
死んでくれたら良いのに。キモい。いなくなれ。
学校来んな。ウザい。
たたみかけるような暴言の嵐。極み付けはー
『ちょっと頭良いからって調子のんな』
可愛くない。性格良い訳でもない。そんな私が学校で
上手くやっていく為には。勉強しかなかった。
それなのに。発表すればするほど、クラスからどんどん
浮いていった。友達なんて一人もいない。
どうして?どうして誰も、私の手を取ってくれないの?
調子になんか、乗っていない。謂れのないことを
言われて、叩かれて。孤立して。
苦しくて、悲しくて、人を恨み、憎むだけの人生。