>>187 ありがとうございます
席に着くと机の中に色紙が入っていた。中身を見てみると、そこには「しね」や「クズ」などの私を中傷するような単語が寄せ書きされていた。
酷い、どうしてこんなこと……。あいつらにこんなことする権利なんてないのに。
「生きる意味無し」や「害虫」など、私を邪魔者扱いをするような言葉もあった。
どうしよう、この色紙。………そうだ、梨奈の机に入れて嫌がらせしよう。梨奈が私の下僕にならないと、毎日梨奈に嫌がらせをする……。いいじゃない。これなら絶対に梨奈も諦めてくれるだろう。
私は桜と澄恋に感情を読まれないように、できる限り冷静を装った。
最初からこうしておけばよかった。これなら、嫌がらせを受け続けられるか苛めをするかの二択だからな。皆、自分が嫌がらせを受けられるより、苛めをする方がよっぽど楽しいに決まっている。誰かを傷つけるというのは、人生の最高のスパイスだから。