>>190 ありがとうございます
「ふーん。やっぱり奴隷は私達の事を下僕としてしか見ていなかったのね」
桜が立ちはだかった。その後ろに澄恋もいる。
しまった! 梨菜に気を取られていて周りを全く気にしてなかった………!
どうしよう、今の話聞かれたよね?
「私達の事を苛めようとしていたなんて、最低ね!」
うるせーな。私の何が悪いんだよ。最低なのは下僕の身分で私にはむかったお前らだろ?
「澄恋、こいつにどんな罰を与える?」
「そうね、それなら………」
二人が何かを話している。コソコソと話しているが、私にはしっかりと聞こえた。
……ふざけるな! 何が罰を与える、だ。何故私が下僕共に苛められなきゃいけない?
私は、クラスでカースト最上位の女王様だ!!!
「やっぱり、もっと苛めの強さを上げるしか無さそうだね」
澄恋が口にした。
苛めをもっときつくする? ふざけるな。何故スクールカースト最上位の女王様である私が下僕共を苛めただけでこうなった?
私は苛めをしても良い人間なのに……。許せない。