Bbutler woman

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5:大博:2020/06/27(土) 09:58

Pare 2
〜心当たり〜

私は主人様の日常生活のサポートをする筈の時間を使って主人様を探していました
それも、心当たりがあったのです

主人様は日が傾き始める時間帯になると、屋敷の図書館へ行き、何かを調べている様子でした

そんな時、私は聞いたのです

アリーヤ「何をなさっているのでしょうか」

主人「ちょっと調べ事だよ」

アリーヤ「内容を言って頂ければ、私が調べておきますのに」

主人「すまないが、信頼出来る君にも言えない事なんだ、だけど屋敷のこの時間帯で私を探しても居ない時は、何時もここに居るからね」

アリーヤ「承知致しました、無理をなさらない様に」

主人「ああ、気遣い有り難う」

それから主人様は毎日決まった時間に図書館へ行き、決まった時間に図書館から出ていっている様でした

アリーヤ「図書館……何かあったのかしら」

私は急ぎ足で図書館へ向かい、主人様を探し始めます
すると図書館の床の一部に不自然な粉が振り撒かれていたのです

アリーヤ(これは……塩?)

塩でした、それも弱酸が遊離した物

弱酸の塩に強酸を加えると弱酸が遊離するのですが、なぜ既に反応を起こした塩が…?と私は疑問に思いました

そもそも図書館に塩が振り撒かれていること自体が可笑しい、と

そこの近くには本が落ちていました

アリーヤ「これは物質の本…」

それと、よく回りを見てみる円上に何かを書いた跡の様な物
がありました

アリーヤ(これは………一体主人様は何を………?)

つづく


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