昔、あるところに1人の少年がいました。
少年は死ぬのが怖くて、神様に毎日お祈りをしました。
「どうか僕を死なせないで下さい」
ある日、少年は馬車に轢かれてしまいました。が、少年の傷は瞬く間に消え、少年は無事でした。
少年はこの日から不死になったのです。
しかし、街の人達は、少年を『化け物』と蔑み、暴力を振るいました。
少年は悲しみ、怒り、人々を憎みました。
そして山奥のレンガの小屋に隠れて、そこで暮らすことにしました。
これは、そんな少年の哀れなお話。
【感想などは自由にどうぞ】