他人の遺品でジオラマを創る

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5:ctrl+z:2020/12/26(土) 21:10

.12.26

今日は珍しく音楽に身を浸すなど試みました。
私はもともとアーティストを志望しており、特に音楽分野においてその腕を振るうことを熱望していました。
必死に自分は音楽が好きなんだと思い込み、歌い、果てることのない絶望の海の中を足掻き続けていた過去がありました。
全て捨てて逃げてきた今となっては良い想い出ですが、音楽はあまり好きでないと分かっても素晴らしい芸術には私という人間の根本を震わせるパワーがあるような気がしてなりません。

アカシックレコードは、人間の心の内に宿る。
いつだったかふと思い立ち、文章に清書することをなんとなく避けて通ってきたのですが、芸術について語るのならばこのテーマを退けて渡ることは不可能でしょう。
人間の精神の深層には広いネットワークが広がっていて、集合的無意識といいましたか、ともかくそこで我々生命は繋がっているのだ、という考え方があります。
私はそれこそが「アカシックレコード」の正体ではないかと疑っているのです。
科学でカバーできないことを芸術が補って世界が成り立っているのではないか。
優れた音楽など、所詮そこから共感性の高いメロディを発掘する作業にしか過ぎず、また優れたミュージシャンもそのピッケルが偶然「当たり」を掘り起こした(勿論傷付けずに鉱物を出来るだけ丸ごと採取し保存するのは本人の技量に依りますが)打率が高いというのに過ぎないのではないか。
世間一般の人からは一目で嘲笑に付され、或いは本気でどやされそうな偏った考えであることは理解しているのですが、どうしてもそうとしか思えないのです。

明日は、文学の琴線に触れたいと思います。


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