私は教室に入り、自分の席を探すと、椅子に座る。
私の隣は、さっき言い合ってた子たちが座っていた。
「あなたもここのクラス、よろしくね」
「よろしく、私は菜穂」
私がそう名前を言うと、愛羅という子が話しかけて来る。
「菜穂?聞かない名前だね、あなた偏差値どのくらいだったわけ?」
「え?」
「まぁ聞いた事ないからギリギリ入ったんだろーね、まぁお互い偏差値の高みを目指して頑張ろーね」
何この子、偏差値偏差値うるっさいな。
まぁそう言う私も小学校低学年から進学塾に通い、常に学年1位を取り続けてきた、勉強だったら、私は誰にも負けるはずがないんだ。
本気を出したら、私が絶対1番だ。