練習用 「勇者なんて強くないです」

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4:なぎさ:2022/03/27(日) 16:22

第一話 勇者

「ちぇっ。いいよ。一人で行ってくるから。」
最初からそうしときゃよかったのに。面倒だなぁ…
がばっ
「(朝早くから起こされて、どんなに気分が悪いことか。最悪だ。)」
そう思いながら、布団にもぐる。
ドンドンドンドンドンドンドンドン
「うるっさいな…イライラする…」
そう言いながら、布団から出る。
ドンドンドンドンドンドンドンドン
「今行きまーす。」
ガチャ
「なんだよ…誰もいねえじゃねえか。」
「ヒヒヒヒヒヒ…」
誰もいないはずなのに、家の中から声がした。
「誰だよ。」
母さんはもう仕事に出ている。海人が帰ってきた?いや、ドアが開く音はしなかった。
俺は家の中にいるやつが「人」ではないことを確信した。
なぜかは分からない。ただ、俺の感がそう言っている。
「アそぼうヨー」
「(後ろっ!!!)」
俺は一瞬で、「奴」を切り裂いた。
「Ⅾクラスかよ...でも、何でここにいるんだ?」
ガチャっ!!!
「兄ちゃん!?でかい音したけど大丈夫かよ!?」
弟が駆けつけてきていた。何の音を聞いたのやら…
「ああ。大丈夫だ。でも、そんな音だしてねえぞ?」
「ええ…でもさっき...あ、ほら、あっちから聞こえる!」
そういって、弟が指さした場所は。
勇者が向かった場所だった。


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