Soil【土】
誰かが、こんなことを言っていた。
「例えたら、あなたは土、皆は花。。
土は誰からもみられず、花を育て、引き立たせるだけ。
しかし、その苦労を知らないで楽に…そして可憐に咲いている花は、
ただの【花もどき】だ。
自分を花だと思っていても実はただ何かを咲かせている雑草にすぎないのだよ。
土や水などがあってこそ自分がいるということに気づいたものこそ【本当の花】になれるんだよ。
そんな花もいつか終わる【時】がくる。
雑草はもちろん、抜かれてしまうだろうね。
最後に残るのは何だと思うね…?
新たな花の種と…そう、土だよ。
最後に残るのは、土なんだよ。
土というのは一番目立たないけど、一番大切なんだよ。
土、地面がなくなったらどうだぃ…? 考えてみなさい。
何も、ないだろう? 地球さえ、なくなってしまう。
でも、それらを知らない人を恨んではいけないよ。
…何故かって? それはね、今はまだわからなくても、いつかはわかるかもしれない。
認めてくれるときがきっと…くるだろう。
強いのは土なんだから。 ずっと、構えて、見守ってあげよう。
花になるチャンスをやろう。
土だって、花になるチャンスはいくらでもある。
いや、土だからこそだよ。 苦しみを知ってこそ、花になれるのだ。
自分たちが花であることに、何の間違いもないのだよ。」…と。
私はもう老いているけど、その人の言葉は忘れません…。
もうひとつ、覚えていることがある。
曲がっていても、どこか力強さを感じる、老人の背中を…。
あの方はもうお亡くなりになっているでしょう…
でも私の心の中で、言葉は今でも、生きています。 END
すいません、物語みたいな感じになってしまいましたが…。
気持ちが伝わるでしょうか。
誰からも評価されない土の気持ち。
誠に勝手ながら>>16の刹那さんの詩を参考に作らせて頂く。
「不安」
誰からも評価されないことが
誰からも相手にされないことが
誰からも手を差し伸べてもらえないことが
簡単に人をつぶしてしまう
常に 暗い想いに さい悩まされ
僕らは それでも生きている
いつの日か 温もりを手に入れることを望んで 待ち続ける
耐え切れなくなるその日まで