小さな女の子が無邪気に嗤う、少女は言う、私ね、一番、赤色が好きなの。兄は訊いた、何で?と。少女は不気味な笑みを浮かべた。あはは、乾いた笑い声、何故か兄には少女が妹には見えなくなってきた。少女は問う、ねえ、お兄ちゃんは私のこと、しゅき?兄は頷く、もちろん、と。じゃあ、私のために何でもしてくれるよね?とまた問う。うん。ホントに良いのね?じゃあ、私におとなしく刺されてよ、大丈夫、痛いのは一瞬よ。少女は思い切り兄に包丁を突き立てる。そう、私はこの色が好きなの。綺麗ね、ありがとうお兄ちゃん、5歳にも満たぬ少女。嗤う、嗤う、嗤う。次は貴方だよ?
こういう病み系も良いな。