耳を塞げば何も聞こえない
目を閉じれば何も見えない
そうなったらどんなに楽か
塞いでも閉じても少しだけ感じる
生きている限り何もない世界なんて存在しない
反吐が出るほど悪い時だって
一日中笑顔でいられるような良い時もある
不幸と幸せは螺旋状になっている
どちらも交互にやってくるもの
それも休む間も無く
いつまでも幸せでいられるか?
それは違う
いつまでも不幸なままなのか?
それも違う
世は無常観
無常故にどんなものも形を変えていく
永遠に変わらない物なんて存在しない
感情だってそう
ずっと幸せなわけじゃない
ずっと不幸なままでもない
いい意味でも悪い意味でもどんどん移り変わって行く
なら塞いでいる手を降ろして
閉じている瞼を開けて
移り変わる世に堂々と立ち向かえばいい
何が起こるかわからない不安定な流れに身を委ねるだけじゃ物足りない
喜怒哀楽という一時の感情に心を任せると後々後悔する
後味が悪い終わり方はたったの一つまみ
残りは全てハッピーエンド
そうなったらどんなに良いか
諏佐さん、初めまして、いとりという者です。
>>2の詩、読ませていただきました。自分好みです!
また諏佐さんの詩、楽しみにしてますね!