>>6の続き
だけど 貴方の傍に彼女が現れた
貴方は覚えていたみたい
あの日の私の歌声を 貴方に捧げた愛のメロディ
そのメロディを紡いだ声は 彼女じゃないのに…
「私よ」と告げることも
「愛している」と告げることも
私には叶わない 零れ落ちた真珠の涙
もう貴方の蒼い瞳には 私は映らない
貴方はもう 隣で微笑んでくれない
貴方は覚えてないみたい
あの日助けた 私の顔を
「愛している」と告げることも
「愛している」と告げられることも
貴方とお喋りして
貴方の世界で貴方の隣で生きることさえも
叶わぬまま 許されぬまま
私は泡になり消えていく