…、
( 空が橙色へと変わりゆく頃、学園の奥にある人気のない花園のガゼボの中にて、締切ギリギリの課題を広げお気に入りのシャーペンを握ったまま、うつらうつらと微睡んでいて。 )
こんな時間に 、お客さんが来るとは珍しいな
( 少し疲れた表情を浮かべて気に入りの花園へ訪れたが、先客に気付くと僅かな溜息と共に切り替えて微笑みを浮かべ、相手と対面するとテーブルへ頬杖を付いて顔を覗き込み )
見ない顔だ、私がこんな可憐な女性を忘れる訳が無いから。会いに来てくれたのははじめてかな
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