藍色に染まる  

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11:  ふうか  ◆wXp.c6eF.o:2018/12/08(土) 22:47




  「 ばいばい 」
  そういって消えたのは 、

  __「 もう忘れてる 」


  きらきらって朝日が輝くらしいけど今日は曇り 。曇りは暑くないから私は好きだな 。ああそういえば今日はあっちゃんとみーことプールに行くんだっけ 。はやく準備しなきゃ 、そうだ新しい水着だ 。多分これでいいはずよね 。なにも忘れてないはず 。忘れてないはず 、ないはず 。
  「 忘れてるはずないのに 」

  なにか忘れてる


 


ねね子:2019/03/19(火) 23:45 [返信]




  「 忘れるんだよ 」
  「 無理に決まってる 、嫌だよ 」
  「 だけど 、忘れないと 」
  「 無理だよ!!!! 」

  わたしはきみの胸に顔を埋めた 。きみは優しく頭を撫でてくれた 。離れたくなくて 、この温もりを逃したくなくてぎゅっと服をつかんだ 。

  「 じゃあ僕ときみの最後のキスをしよう 」

  きみはわたしを強く抱き締めた 、そしてわたしの頬に手を添えた 。
  わたしは涙に濡れた顔のまま 、嫌だという風に首を横に何度も振った 。涙がとどめなく溢れてどうしようもなかった 。

  「 嫌だよ 、離れたくないよ 」

  きみが大好きなんだよ 、そう言う前にきみは微笑んでわたしに口付けた 。

  微かに「 愛してる 」 、そう聞こえた気がした 。


  ▽▽▽

  
  △△△


 


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