( >>3 空白ミス > < )
俺はきっとあいつが俺の事を好きだと思っていたから
もう興味のない事をハッキリと言っておけばわざわざ告白して
フラれて悲しまれるよりはよっぽど面倒くさくはないだろうと思いながら
あいつがどんな反応をするのか待った。
するとそこには予想もつかない反応をされた。
「 え、っと ... わたしが言った質問は西ヶ崎くんの事じゃなくて
大岩くんの事だよ ... ? 」
あいつは戸惑いの目を伺わせながらそう言ったのだ。
なんて恥ずかしい勘違いだったのだろうか。
俺もあいつもそれっきり黙ったままだった。
「 そ、そうなのか ... 諒 ( 黒岩 ) は多分いないと思うぞ 」