「だいたいセンパイ、チョコレートの感想とか……言わなかったじゃないですか」 あれは確かに、本命チョコだったのだ。なのに、それに対する返事も美味しかったよの一言もないなんて、あんまりだ。一通り不満を漏らしてからセンパイを見ると、苦虫を噛み潰したような顔をしていた。 「だってお前、ニシンのカップケーキなんて食えるかよ」 「ちょ、センパイ、あれ食べてないんすか!? 傑作だったのに!」 * >>101の続き