「センパイ、この年で彼女ナシって……どうなんですか」
まあ、先輩に彼女が出来たら寂しいけど。ここまで来ると、さすがに心配になってくるものだ。
「そりゃあれだろ、あれ」
「あれってどれですか〜? 言い訳があるなら聞きますけどー」
「お前がいるからだろ」
先輩がさらりと言った言葉に、あたしは情けなく口を動かすしかなかった。なんだそれ、意味がわからん。途切れ途切れでも、疑問を口にするのには、多くの時間を要した。「あたし、って、なんで、」
「本命チョコ渡してきたやつ差し置いて彼女作るほど無神経じゃない」
「な、何年前の話だと思ってんですか、それ!」
*
ひのめと多々良がようやくくっつくはなし…?かも
じゃあ付き合っちゃうかーみたいなノリ
脱字してるし>>101の呼称間違っとる先輩じゃなくてセンパイだがな
「だいたいセンパイ、チョコレートの感想とか……言わなかったじゃないですか」
あれは確かに、本命チョコだったのだ。なのに、それに対する返事も美味しかったよの一言もないなんて、あんまりだ。一通り不満を漏らしてからセンパイを見ると、苦虫を噛み潰したような顔をしていた。
「だってお前、ニシンのカップケーキなんて食えるかよ」
「ちょ、センパイ、あれ食べてないんすか!? 傑作だったのに!」
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>>101の続き