続き
握り締めた手の中でくしゃくしゃになっている紙切れを開けた
『・スペイン語で雨
↓
水を操る妖術?
↓
化物?
↓
山の麓に怪しい小屋 』
これが今、俺が集めた情報
どうやら『JUVIA』と言うのはスペイン語で雨という意味らしい
そして、雨と言えば雨を降らしたり洪水を起こす妖術を使うヤツがいる
ソイツは化物とさげまれ、山の麓にひっそりと住んでいるそうだ
情報はまだ少ない。けど、俺はとりあえずその山の麓の小屋とやらを訪ねてみようと思う
俺の住む路地裏から徒歩で2時間ほど
馬車で行けばそれなりに速かったかも知れないが、生憎そんな大金持ち合わせていないのだ
青い屋根の一軒家
俺は中の明かりが付いていることを確かめるとドアを叩いた
トントンと鳴り響いたノックの音にヒッと短く息を呑む声
同時に
「どうしよう…!!今まで人なんか来たことなかったのに…」
とブツブツ言っているのが聴こえる
中々出てこない少女にまどろっこしくなって
「開けるぞ」
と低く唸るように言い、ドアを開けて
「え?男の人!?ちょっと…まっ…」
…閉めた
「〜っ!!!」
へなへなとドアにもたれかかるよう座り込む
イキ
上がった呼吸と火照った顔を何とかしようと深呼吸をした
アイツ
…っあの女俺に何てもん見せやがる…
ドアを開けたとき、少女はお風呂上がりだったらしく身に付けていたのは下着だけ
「こういうことかよ…」
俺は昔彼女に言われたことを思い出す
「女の部屋に入るときはノックして、相手が出てくるのを待つこと!!!」
彼女は俺にそう言い聞かせた
「…何でだよ」
彼女は理由も分からず怒られていて不機嫌な俺の頭を叩いた
「着替えてたりするかもしれないだろーが!!」
「はぁ!?別に着替えてようがなかろうが俺には関係ないだろ!!」
そんな俺に肩を竦めてこれだから子供は…と呟くと
「いずれ分かる」
とニヤニヤと笑っていたんだっけか
クッソ…何かはめられた気分
とりあえず謝ろうか
等とうろうろしながらぐちゃぐちゃ考えているとスッとドアが開いた
「あの…」
続く
れもん)>>181まぁ、れもんが可笑しくても私らの仲間だから☆
>>182……上手すぎか!ふざけんな!!
花火)>>180ああああ!言いそう!
>>183ちゃんと調べるグレイ様イケメン、後悔してるグレイ様イケメン、昔の事も思い出してイライラするグレイ様イケメン
結論、グレイ様くそイケメン
>>186なんだよ……揃いも揃って絵上手すぎかよ……なんなんだよ……