2時間目『暗殺旅行の時間〜移動〜』
渚「……」
渚達は、前期期末で勝ち取った旅行。
その名も……『2泊3日暗殺旅行』!!
只今、島に向かっている時間だ。
茅野「渚……。」
カルマ「渚くん……。」
律「おはようございます!!律です!殺せんせー達からの伝言です♪」
片岡「律!!」
磯貝「どうだ?」
律「それが……殺せんせーは、殺し屋達の相手中で、鳥間先生は出張。ビッチ先生は、ロヴロ先生に呼ばれているので、到着がおよそ12時間後と思われます。」
杉野「鳥間先生とビッチ先生は、わかるんだけどさー……殺せんせーは、なんで来ねーんだよ。」
渚「え?殺し屋の相手中だって……。」
杉野「違う違う。そうじゃなくてな。マッハ20の超生物がなんで、逃げねーんだよって話。」
渚「そういうこと……。」
杉野side
渚は、元気がない。
殺し屋ジャックのせいだろうな。
〜回想〜
ジャック『取り敢えずね、君達の手で守れるかな?』
磯貝「意味がわかりませんが?」
ジャック『君たちには、いつ誘拐するとは言わない。いつ、どこで、渚くんを誘拐するか分からないドキドキな毎日だよ。あ、夏休みの間だけだから。』
渚「!毎日………?」
杉野「渚、大丈夫だ。俺達が守るからな。」
渚「………うん、ありがと。杉野………。」
〜回想終わり〜
そっからだよな、カルマが渚を迎えにいって毎日送り迎えするようになったのは。
渚がいなくなると、殺せんせーが殺せない。
茅野「おぉーー!!皆!!島だよー!」
皆「よっしゃあ!!ついに着いたー!!」
『サービスドリンクです。どうぞ。』
三村「スッゴい、快適だなー……。」
岡島「こっからでも、ビーチが見えるな。」
矢田「うっわあ……!!海がキレーイ!」
倉橋「ホントだ、ホントだーー!!」
岡野「早く動きたいなぁ!」
奥田「皆さん、本当に楽しみですね。」
神埼「本当。とても楽しみだったもの。」
中村「やっぱ、夏はこうじゃないと!」
渚「……」
茅野「スウッ……渚ーーー!!!」
渚「うわっ!」
ズルッ
やっばっ!渚が海に落ちる!!
ガシッ
カルマ「渚くん、大丈夫?」
杉野「渚、平気か?」
磯貝「大丈夫か?」
茅野「ごっごめんね!渚っ!」
渚「いいよ、ボーとしてた、僕が悪いよ。で、何?茅野?」
茅野「……せっかくの、暗殺旅行なのに暗い顔だとつまんないよ!?」
渚「……うん。
ありがと……茅野。」
『……もう少し……もう少しだ。渚くん、君を僕の物にする。』