カゲプロ 《オリキャラ一人だけ入ってる》小説作る

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3:*☆いちご☆*◆r6:2015/12/19(土) 10:34 ID:63k

消えて_______

知ってる?お母さんがよく‥私に言ってた言葉。

《 ユメ見物語 》

殴られ、蹴られ、傷付けられ。
そんな生活もう飽きた。歩く事も許されないし。

「消えろ‥消えろ消えろ!消えろって言ってんのにあぁもう!‥
なんで消えないの‥」

そんな事言われても困るのは私だよ‥消えたくても消えれないんだから。
歩けないし。

「もう良い‥‥ギャンブル行ってくる」

ガチャン、大きな音を立てて消える母。やっと行った。
痛い。痛い痛い。外にでも行こうかな。あ、歩けない‥‥そうだ。車椅子使えば良いよね‥

「よっ‥‥い‥しょっ‥と‥‥」

車椅子、乗りにくいな。しばらく車椅子と格闘した後
ようやく観念したのか車椅子は私をすんなり乗せてくれた。

「‥行こ‥」

玄関のドアを開け待っていたのは私の親友。カコ。

「行こ!ユメ!」

「うんっ」

カコだけは私の味方になってくれる。それが嬉しくて仕方ないんだ。
まだ12歳だけど。

「よしっ、私が押してあげるよ!」

そう言って車椅子の持ち手を持ち押し出す。少し風がつよい‥

「ユメ、今日は電車乗ってお出かけだよ!」

「電車‥‥?」

電車ってなんだろ。この足でも行ける場所なのかな。

「おっきくて大きな音で凄い凄いの!」

「へぇ‥」

あまり説明がよく分からない。けど凄いんだということはわかった。
その瞬間、ドンッと音がしてカコが地面に倒れた。

「あ、悪い。大丈夫か?」

私は驚いた。だって、いなかった、いや、見えなかったはずの
深くパーカーを被ったかわいい?というよりは美人系の年上のお姉ちゃんが
カコに手を差し伸べていたんだもん。

「えぇ!?あ、う、えっと、は、はい!」

間抜けな声出しちゃって‥‥心の中では思えるけど
口で発する事はできない。喋る事も辛いから。

「そうか。それは良かった。じゃ、達者でな。」

そう言って姿を消した女の人。カコは手をじっと見つめてる

「‥‥‥‥あったかかった!」

「‥‥そうなんだ」

何を言い出すのかと思ったらそんな事か。なんだ。


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