黒子のバスケオリジナル小説〜もう一度あの頃に〜

葉っぱ天国 > 二次創作 > スレ一覧
3:友紀菜:2016/01/28(木) 17:51 ID:R6M

菜穂side

コンコンッ

病室のドアの叩く音がする。

誰かな?

ガラガラッ

「菜穂さん。」

そこには、黒子君がいた。

「黒子君。」

私は、微笑んだ。

「調子はどうですか?」

黒子君は、椅子に座ると、そう聞いてきた。

「今日は、良いかな。黒子君は、もう高校生だね。入学式は明後日だっけ?」

「はい。誠凛高校です。」

誠凛かぁ〜

確か、新しい学校だったな。

「そっか。バスケ部入るの?」

「はい。もちろんです。」

「そっか。頑張ってね。」

「はい。頑張ります。」

ガラガラッ

「菜穂ちゃーん、来たよーって、テ、テツ君!?」

勢いよく、病室に入ってきたのは、親友のさつき。

黒子君がいたことに、びっくりしているみたい。

「桃井さん。」

「テ、テツ君。来てたの。」

さつきは、頬を赤くした。

かわいいな、さつきは。

「はい。でも、そろそろ僕は。それじゃあ、また来ますね。」

「うん。ありがとう。」

私は、軽く手を振った。

「そういえば、テツ君には、言ってたんだったね。」

「うん。黒子君には、あたたかさが残ってたから。」

そう、黒子君には、あたたかさが残ってた。


全部 <前100 次100> キーワード
名前 メモ