渚の章
NOTE:[小さい頃は]
渚が過去を話した瞬間のこと。辺りが眩しく光だした。光の眩しさは増していく。
そして光がおさまるのを待った。
気づいたら、そこは旧校舎ではなく、身を覚えのない。どこかの公園だった。
磯貝「皆、無事かー?」
皆「なんとかー」
片岡「それにしてもここはどこなの?」
前原「!ブランコがある!ってことはどっかの公園だ!」
渚「…なんで?」
皆は、旧校舎から公園への移動にパニクっていた。
でもその時誰かが泣いている声がした。
『ひっく……こんなの着たくない……皆に笑われる……!』
茅野「誰の泣き声?」
杉野「幼い声だよな」
磯貝「ちょっと、行ってみるか……」
そう言って磯貝は近寄っていった。
でもその時……
渚「あっ、磯貝くんストップ!」
磯貝「?」
タタッ
皆「!?」
皆が見たのは他でもない。
"赤髪の瞳の色が黄色の少年"にびっくりしていた。
カルマ「あれー?小さい頃の俺じゃん。確かこの時に遊具の下でうずくまって泣いている美少女にあったんだっけ?」
カルマ『どうしたの?』
『!』
カルマ『何があったの?』
『……こんなの着たくない……皆に笑われる……!』
カルマ『(似合ってるのに)そいつの目腐ってんのかな?』
『……?』
『渚ー!』
渚『あっ、お父さん』
皆「え!?渚ーー!?」
渚「……うん、まあね」
磯貝「女の子の服を着ていたんだ……」
渚「母さんのせいだよ」
カルマ「なるほどー!この時にあった美少女は渚くんだったんだね!可愛いー」
渚「僕は可愛くないよ!」
杉野「じゃあ、渚とカルマはこの時に初めて出会ったんだ……中1じゃないのか」
渚「そうみたいだね。懐かしいなぁ…」
茅野「あのー……これどうやってもとの時代に帰れるの?」
皆「あ……」
茅野、その通り!
皆は、忘れかけていたことを思いだし、どうする?と考え始めた。