〜星空は知っている〜
「これは大したものじゃないんだけど…。すぐに犯人はわかると思うよ」
「おい黒木!なんでだよ」
若武が、目をらんらんと光らせて聞いてくる。
どんなスリルが待っているのか楽しみ、って感じとアーヤが心配で心配でしょうがないって感じだな…。
軽く笑って聞いてみる。
「お前らさ、ここってちなみにどこ?」
「森の中って感じだけど…」
小塚が、戸惑ったように答える。
上杉が、「早くしろよ」とイライラする。
本当に、アーヤが関わると性格変わっちまうんだなぁ。
まぁ、俺もかなりイラっとしてるけど…。
「そう、ここは森の中なんだ。ちなみに、こんなところまでわざわざ誘拐なんて遠くからするようなバカも少ない。
ここに来るまで何があった?」
若武は寝てたからわかんないだろうなー。
上杉なら分かったかな?
「上杉、覚えてるか」
「ああ、でもただの小さな村…」
「わかった!!」
いきなり、気力を取り戻す。
面倒くさいとは思うけど、アーヤのことを考えると、そんなことは言ってられない。
「つまり、犯人は、村の中!そして、そういう小さな村の移動手段は主に自転車とかある気が多い!
そしたら、車をもってる方が、珍しい!」
「ヒュー」と口笛を吹く。
「そうとなったらさっそく下りるぞ!」
「おお!」
そういって、村の方まで全速力でかけていく。
ただ一つの笑顔を守るために…。
>>236面白い!よし、私もアーヤを助けn((((((殴る
すんませんw