ありがとう美羽―!!
会いたかったよ(o^―^o)ニコ
久しぶりだねー(笑)
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〜星空は知っている〜
「誰だよ…」
上杉が自分が話しているときに急に割り込まれたため、機嫌が悪そうだ。
皆も振り返ってみると、予想外の人物であって、でもそうだったな…という人物でもあった。
「おせーよ」
上杉が、軽く笑う。
影は、「あはは」と笑いながら言った。
「ごめん、遅くなっちまって。
砂原翔、参上仕った」
砂原が立っていた。
今の状況を知らないから軽くおどけて見せて。
でも、それは空気を軽くした気がした。
「それより、さっきなんて言ってたんだ。立花を奪ったとか…」
砂原は、笑いながら腰に手をかけて言った。
でも、みんなは、その目には怒りが隠れてることを知っている。
「アーヤがさらわれた…」
「ロリコンにな」
「なっ…」
たじろいだ。
まぁ、ロリコンだと聞いたらみんなもおかしくなるだろう。
砂原はそのまま続けた。
「た、確かに立花は可愛いからしょうがないかもしれないが、ロリコンだとぉ!」
黒木がそっと歩み手をのせた。
「それ、若武も言ってた…」
「そ、そうか…ってそういう場合じゃないだろ?ロリコンに捕まってるだなんて…どうなるかわかんねーぞ」
皆は目を合わせる。
上杉が、一歩前に出て砂原に言った。
「俺たちは、誰が犯人なのかはわかってる。でも、立花をさらったってことを後悔させてやるんだ…」
目にモノを見せてやる…と目が物語っていた。
砂原は考えた後も一度口を開く。
「でも、先ず立花の安全が第一だろ」
「大丈夫だ、脅せばいい」
「お、脅す?」
砂原は展開についていけていない…。
(た、立花もこんなことをいつもしてるのか…?)
「つまり、電話をかけて、お前のことを知ってる。何かしてもすぐわかる、みたいに言えばいいんだ」
砂原はため息をつき、あたりを見回す。
「この案に賛成のやつはどれぐらいいるんだよ」と聞くと、小塚はおずおずと手を上げたがそれ以外は普通に手を上げた。
「…ばれたらサツとなかよくおねんねだぜ」
「へっ、俺たちじゃなくておねんねすんのはあっちだね」
「いいだろう、乗った」
そうして、計画は動き出した。
>>251砂原キタ━(゚∀゚)━!たしかに脅した方がいいね!よし、私も一緒にいko( ̄ー ̄)○☆ヤメロッテ
これはリレーじゃないよぉ!
最後の続きは、
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〜星空は知っている〜
【砂原side】
俺は途中から来てからよくわかんねーけど、どうやら立花が誘拐されたっぽい。
し、しかもロリコンに…。
「俺さ、まだ理解できてねーから話を簡単に説明してくれるか?」
「おぅ、記録がか…」
若武が話を振ろうとしたときに、動きが止まる。
でも、記録係って、誰だろ?
そんなことを思っていると、若武が頭をくしゃくしゃにかき混ぜながら言った。
「おい、誰かこの状況をアーヤみたいにうまく説明できるやつはいねーのか?」
立花が記録係か…。
で、こういう状況なわけね。
「ハァ」と一つため息をついて、口を開く。
「じゃ、俺が聞くからお前ら答えて」
というわけで聞いたんだが…こいつらよくこんな事判断できたな。
ま、上杉と黒木が情報収集って言ってもな…上杉できなさそうだけど。
えーっと、つまり今山野ってやつに拉致られたっつーわけね。
「で、どうやって脅すの?」
「そこはさ、やっぱり…」
皆の目線が若武に集中する。
へー、こいつそんな能力あったのか。
「ま、詐欺師若武の出番ってとこだろ」
詐欺師若武、というところに思わずぷっと噴き出す。
でも、こんなことをしてる間に、立花がもし…そんなことを考えてたらきりがなくなるけど。
「よし、いいこと考え付いたぞ!!」
「へー、なんだよ」
上杉が、いまにもかみつきそうな勢いで聞く。
それに対して若武は挑発に乗るような態度だ。
「俺たちは、kzでいつもリサーチをしてる。でも、いつも金は俺たちの財布から消えてくだろ?
だから、今回は今までの分の金も、その山井ってやつに負担させようぜ!」
なるほどな。
てかこいつらいつも自分の金で捜査してんのかー。
ま、いろんなところを省いたら少し尊敬する、かも。
「名付けて、アーヤを取り戻そう大作戦だ!!」
「・・・(シーン」
さっきのは前言撤回だ。
なんだよ、「アーヤ取り戻そう大作戦」って。
そこで上杉が、「だせぇ」とつぶやく。
「んだと、じゃあお前考えてみろ!ま、いつもアーヤが考えてるから無理だろうけどな!!」
「なぁ、若武…」
少し同情の目を向けながらそっと聞いた。
「それ、自分で言ってて悲しくなんねーのか?」
「…よし、作戦はこうだぁー…」
あ、無視しやがったこいつ。
でも、明らかにテンション低くんなったなこいつ。
てか、立花いないからって…。
「いいか。俺たちは善良な市民役だ」
「それでどうやって脅すんだよ」
若武はニヤッとする。