小説書きます。
【2人の転校生の時間】
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
杏莉side
ここが教室…。暗殺かぁ…ちょっと面白そうかも。でも何よりセイと一緒っていうのが嬉しい。殺せんせいの紹介を受けて、教室に入る。
「鈴原 杏莉です。これからよろしくお願いします。」
「緋ノ山 聖です。よろしく。」
小さな声で殺せんせいにつぶやいてみた。
『殺せんせい、カップル成立ねらってるよね?私もそうだから、ちょっと手伝ってくれない?』って。先生は一瞬ゲスい顔になって、『ありがとうございます。鈴原さん』って言った。ふふっ、殺せんせいが味方につけば、だいぶやりやすくなるもん。
えっと…私の席は…渚君の右隣で、セイは私の右隣に。とりあえず、渚君に挨拶しよ。
「よろしくね、渚君。」
「よろしく、鈴原さん。」
とりあえず、女子を休み時間にでも集めようかな。
「殺せんせい、女子だけ集めてくれない?殺せんせいは来ないでね。盗み聞きしたら、女子全員で、今日の授業ボイコットするし、先生が小説書くためにメモしてるそのメモ帳没収ね。ってことで30分くらい、男子達を教室から連れ出して。必ずカップル成立につながることするから。よろしく。イリーナ先生呼んでくる。」
「わ、わかりました。鈴原さん。結果、期待してますよ。」
「任せて、殺せんせい。」
数分後
教室から、男子がいなくなった。今ここにいるのは、女子生徒と、イリーナ先生だけだ。
「女だけ集めて何するつもり?アンリ。」
「今から話すよ。イリーナ先生。
みんなってさ、好きな人いるじゃん。しかもこのE組に。カエデは渚君、凛花は千葉君、メグは悠馬くん、桃花は木村君、愛美はカルマ君、ひなたは前原君、有希子は杉野君、莉緒は菅谷君、イリーナ先生は烏間先生、だよね?」
「なんで知ってるの?」
みんな頭に疑問符浮かべてる。まあ、無理ないか。転校初日の私に好きな人がバレてるんだもの。
「わかりやすいね。みんなの恋、実るように協力してあげよっか?」
もともとそれが狙いだったけど、今思いついたように言ってみた。
「杏莉。」
「杏莉さん。」
「杏。」
「杏ちゃん。」
「杏莉ちゃん。」
「アンリ。」
「よろしく。」
「うん、もちろん。逆に、私とセイを取り持って。セイってば、烏間先生以上の鈍感なんだもん。」
「烏間先生以上⁉どんだけ鈍いの。緋ノ山/セイ君…。」
「みんなの恋の協力しながら、頑張ってみるよ。最初は誰の協力する?」
「杏莉が決めて良いよ。」
んー、どうしようかなぁ?
「くじ引きで順番決めた方が良いような…。」って言ったら、くじ引きになった。
くじで決まった順番は…
1.メグ 2.凛花 3.イリーナ先生4.ひなた 5.カエデ 6.莉緒 7.桃花 8.有希子
になった。じゃあ、次は男子に根回ししようっと。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
とりあえず、これにて1時間目終了。