眠れないよ〜(/´△`\)
てことで、怜のリクエストにお答えして、小説の続き、書いちゃうよ〜!
あ、前のは>>283ね
クイーン「……まさか、あの雅夜家のお嬢様が暗殺者とはね……」
クイーンは驚いたような顔で呟いた
ジョーカーも顔が驚いている
ミア「お嬢様……良いのですか?こんなことを素性のわからない者に話してしまって……」
ミアは心配そうだ
そして、当の本人は……
マイ「正体はわかっていますわ。あの銀の髪の方は怪盗クイーン。名前くらいは知っているでしょ?」
ミア「まあ一応は」
マイ「で、その隣の中国服の男性が、パートナーのジョーカー」
クイーン「ジョーカー君は私の良き友だよ」
ジョーカー「僕は、一介のパートナーに過ぎません」
クイーン「冷たいね…」
クイーンは寂しそうな目で呟いた
ジョーカーはそれを無表情に眺めているだけだった
マイ「それから、もう1人の仲間がRD。自称世界一の人工知能」
クイーン「RDは私の良き友だよ」
クイーンは同じ反論をしたが……
RD「私は一介の人工知能に過ぎません」
RDにすかさず訂正され、
クイーン「全く君たちは冷たいね……」
いじけた
舞はその様子にくすりと笑って、ヘッドフォンをミアに渡し、上着を脱ぐ
上着も受け取ったミアは、白いブラウスとピンクのスカートを渡した
舞は3人から離れて路地を曲がった
3分後、戻ってきた舞は、服が変わっていた
リボンをほどいたらしく、髪がツインテールでなくなっていた
マイ「それではごきげんよう。また会えるかはわかりませんがね」
ワンピースとリボンをミアに渡しながら舞が言う
ミアはそれを上着とヘッドフォンと共にカバンに入れる
クイーン「君とはまた会える。そんな気がするよ」
クイーンは微笑みながら返した
舞はくすりと笑って、ミアと共に表通りの方へ歩いていった
クイーン「私たちも帰ろうか」
それを見送ってクイーンが言う
ジョーカー「そうですね」
ジョーカーもふたりの消えた先を見つめながら返事をする
〜そしてトルバドゥールでは〜
クイーン「彼女、仲間にできないかな?」
クイーンがさらっと大変なことを口走っていた
ジョーカー「え?今何て言いました?」
RD「とんでもないことを口走ったように聞こえましたが」
ふたりは思わず聞き返す
クイーン「うん、だからね、彼女を私たちの仲間に率いれたいって言ったんだよ」
ジョーカー「冗談はいけませんよ」
RD「世の中には言って良い冗談と悪い冗談があるんですよ」
クイーンが本気だと認めたくないふたりは、冗談だと言ってほしくてこう返した
クイーン「何言ってるのさ。私は本気だよ」
当然クイーンは本気だった
ジョーカー【これ、クイーンを止めることはできなさそうだな】
即座に判断したジョーカーはクイーンに質問した
ジョーカー「どうして仲間にしたいんですか?」
クイーン「友達が増えるからね」
クイーンは何でもない風に言った
ジョーカーは殺気を押さえて聞く
ジョーカー「本音は?」
クイーン「仕事をするときに私の負担が減るだろうし、何より遊び相手が増えるからね」
ジョーカー「……(イラッ」
ジョーカーは殺気を出す
クイーンは笑ってそれを受け流すが……
RD「……(ジトー」
RDの人工眼が青くなっているのを見て首をすくめた
RD「本気で言っているんですね?」
RDが確認する
クイーン「もちろんさ。彼女がうまく動いてくれれば、いちいち怪我を負わなくてすむし、時間をかけなくてすむ。だめかい?」
クイーンはふたりを怒らせまいとして言葉を選んで返事をした
ジョーカー「まあ、彼女が仲間になることであなたが仕事をする気になるのでしたら構いませんが」
殺気を消して、ジョーカーが答える
RD「彼女自身が拒否しないかどうかですね」
RDも人工眼を元の色に戻して言う
クイーン「さあて、どうやって仲間にしようかな♪」
ふたりの許可が出たと思ったクイーンは、舞の意見などお構いなしという考えで楽しそうに呟いた
ちなみに舞が仲間になったからといって、クイーンがホントに仕事をする気になるのかはわからない
切るね〜
>>343 リクしたら書いてくれるなんて…しかも長文で…
ありがたや〜ありがたや〜(╹◡╹)
>>343の続き
ある夜、舞は親ぐるみの付き合いの友達の家で開かれるパーティーに渋々出席していた
舞「まったく、彩名からのお誘いでなければ今頃」
彩名というのは友達の事だ
神影 彩名ーミカゲ アヤナー
大手ゲームメーカーの社長令嬢。コンピューターの扱いはお手のもの。舞の正体を知る、数少ない人物
ミア「ですが今回は彩名さまからのお誘いがなくとも出席せざるを得なかったかと。何せあの怪盗クイーンが来るというのですから」
舞【怪盗クイーンは最後に、“また会える”と言っていました。まさか………いえ、そんなはずは】
舞は考えにふける
???「舞〜!来てくれたのね!」
そんな舞に声をかけてきたひとりの少女がいた
彩名だ
舞「彩名!こんばんわ」
ミア「こんばんわ、彩名さま」
彩名「こんばんわ、舞、ミアさん」
お互い挨拶をする
舞「早速ですが、例の話について詳しく」
例の話とは、クイーンの事である
彩名「なら私の部屋行こ!ゆっくり話せるからね」
〜彩名の部屋〜
彩名「予告状が届いたのは5日前。警察に届けたらとても騒いでたわ。まあ、私には関係ないけど」
彩名は“ある時”を除いて自分の興味の無いものはほっとくタイプだ
舞「十分関係ありますわよ。それで内容は?」
彩名「神影星夜殿。5日後の午後10時に漆黒の星を頂きに参ります」
神影星夜は彩名の父親だ
ミア「漆黒の星、ですか。それって確か………」
彩名「この家の家宝ともいえる宝石だそうです」
舞「何だか他人事な言い方ですわね」
彩名「だって私には関係ないことだから」
舞「自分の家の家宝ですわよ?十分関係ありますわ」
彩名「うん、それでね」
舞「あなた話聞いてないでしょ」
彩名「舞にクイーンを捕まえてほしいの!」
彩名は舞の話を無視するが、もう慣れたことなので問いただすことはしない
舞「私は探偵や警察ではないのですが」
彩名「これは怪盗クイーンの正体を突き止める絶好のチャンスよ!」
どうやら彩名はクイーンに興味を持ったようだ
舞「まあ、構いません。やれるだけやってみますわ」
彩名「ありがとう、舞!」
〜一方別のところでは〜
ジョーカー「クイーン、これ、バレませんよね?RDの作った招待状を使って入り込んだわけですが」
クイーン「大丈夫だよ、ジョーカー君。RDの技術を信じればきっとバレないさ」
ジョーカーには不安しかない
なぜなら………
ジョーカー【さっきからやけに視線を感じる。すでにバレているのか?それともただの偶然か?】
クイーンはこの視線を無視していた
クイーン【雅夜舞は出てきてくれるかな?】
やっぱり舞を仲間にすることを考えていた
その結果仕事をする気になったのだから少しは良い方に向かっている、と信じたい
RD【クイーンが仕事をする気になったのは良いことだが、問題は“シャドウ”の存在。人工知能相手にもひけをとらないと言われている天才ハッカー“シャドウ”その正体は人間か人工知能かは知られていない。私は___だと思っているが、合っているのかどうか】
RDは“シャドウ”についての心配をしていた
RD曰く天才ハッカーの“シャドウ”
一体その正体は何なのか
〜彩名の部屋に戻って〜
舞【漆黒の星は庭城に繋がる唯一の石。もしもあの力が悪用されたら………まあ、例えあの人工知能、RDでも理解できないかと。………どうにしろ、庭城は破壊しなくては】
ミア【怪盗クイーンは庭城の存在を知っているのかしら?それとも………お嬢様は庭城の破壊をたくらんでいる。そしてそれは恐らくは正しい判断。1番あの力の脅威が降りかからない方法】
彩名【そういえば、漆黒の星って時々不思議な感じになるんだよね〜。なんか、あの石に何かの力が封じ込められているみたいな。何だろう?】
こちらも何かに心配をしている舞とミア
ふたりの台詞の中に出てくる庭城、そして力とは?
なぜ舞はその庭城を破壊しようとしているのか?
そして彩名が漆黒の星に対して感じた力の正体は?
クイーンが漆黒の星を手に入れたとき、物語は最悪の方向へと向かうでしょう
まあ、力の存在に気づくか、漆黒の星を狙うものが出てこればですがね