続き
夜に渚に集合場所と時間を教えて…ついにその時が来た。
あかり「渚…まだかな」
華歌「私達が早いんだよ」
渚「ごめんっ待った?」
あかり「渚っ」
華歌「初めまして、氷野 華歌です」
渚「初めまして、潮田 渚です」
あかり「とりあえず行こう!久しぶりに行くでしょ?遊園地!」
華歌「うん!やっぱり最初はジェットコースターだよね!」
渚「え?あっ僕、待ってるよ。そういうの得意じゃなくて…」
あかり「そっか…」
華歌「じゃ、渚君。ここで待っててね!あかりと行ってくるからっ」
渚「うん」
あかり「渚、ごめんね」
渚「ううん、全然大丈夫だよ。茅野」
華歌「茅野?」
そうだった!
華は私の偽名のこと知らないんだった!
あかり「茅野って名前はね、私が学校で使ってる名前なんだ!」
華歌「……ふぅん」
何かを思いついたような暗い顔。
何か怖い…。
渚side
渚「はぁ…氷野 華歌ちゃん…何か隠してるね。律、ちょっと調べて欲しいことがあるんだ」
律「はい!氷野 華歌さんのことですね」
渚「うん、急ぎでお願い」
律「はい!任せてください!」
僕はあの暗い顔を思い出す。
茅野が偽名っていうのを教えた時…一瞬だけ暗い顔になった。
何かを思いついたみたいに。
あかり「渚っ!お待たせ!」
華歌「すっごく楽しかったー!次どこ行く?」
渚「どこでもいいよ」
あかり「じゃあ、お化け屋敷!」
華歌「渚君はいける?」
渚「…うん」
あかり「レッツゴー!」
>>353 は美桜だよー!あややのリクエストー!
凪海は美桜よりはるかに上手!
比べものにならない!
比べたら…凪海が100なら
美桜は0.0000001だよ…(T_T)
お化け屋敷にて
華歌「わっ意外と怖そーっ」
華はワザとそうに言った。
あかり「……確かに」
ここは同じにしておこう。
メンドイので…でもそこまで怖くはない。
華歌「きゃーーっ!助けてっ渚君っ」
急に脅かしの人が出てきた。
もちろん私まビックリした。
でも華の悲鳴で消えた。
しーかーもー!
ギュッ
渚にくっついてるんですけどーーー!!!
(怒りMax)
渚「華歌ちゃん!?」
『ガーーーー』
華歌「きゃーーっ!!いやーーーーっ!!」
ギュウウウウ……
渚にめっちゃくちゃくっついてるーー!!
ダメ、耐えるのよ。自慢の演技で……。
華歌「きゃーーっ!」
ギュウウウウ……
耐えるのよ…
華歌「いやーーーーっ!」
ギュウウウウ……
耐えるのよ…!!
華歌「渚君、私を守ってぇ?」
キラキラ
あーーーーーーー!!!!!!!
もーーーーむり!!!!!
耐えらんない!!!!
ベリッ
私はくっついてる渚と華を離させた。
渚「わっ茅野っ!」
ドテンッ
あかり「!ごめっ渚」
渚「いててて………大丈夫だよ」
渚は転んでしまった。
私が思いっきりやったからだ。
華歌「……あかりっ何するの?」
『あかり』だけ、いつもの声。
『何するの』はいつもよりトーンが低かった。
ゾクッ
華歌「渚君に守ってもらいたかっただけなんだけど?…えっ?何ー?もしかしてヤキモチでも焼いてたの?」
カアアアッ
あかり「//////」
華歌「当たりなんだぁ…渚君のこととっても好きなんだねっ」
これが華の本性?
渚「待って。意味がわかんないよ。華歌ちゃんは何がしたいの?茅野を傷つけるのは許さないから」
渚!!
スッゴイ嬉しいっ!
あかり「華らしくないよ?」
華歌「上手くない?私」
あかり「へ?」
華歌「実はねっ今度ドラマでこんな感じの役をやるんだっ!それで練習してたんだっ!騙せてた?」
あかり「えっと…」
渚「華歌ちゃん凄いっ!騙されちゃったよ!」
華歌「ホントっ!?わぁっめっちゃ自信ついたっ!ありがとねっ渚君!」
渚「どういたしまして」
嘘だ…そんなドラマあったの…?
こうして嵐のようなないようなデートが終わった。(デートなのか?)
ーーーー次の日
華歌「あかり」
あかり「何?」
撮影現場で突然華が声を掛けてきた。
華歌「ごめんね…あかり」
あかり「えっ?何が…」
華歌「私…
渚君のことが好きになっちゃったの」
はぁ!?