>>40続き
「あ、私作るよ!朝ご飯」
「え、いいのか⁉」
「うん、昨日介抱してくれたお礼にね。キッチン使わせてもらうね」
「ああ、あんま材料ないけどな」
「いいよーなかったら材料買い足しに行くし」
何があるかなー…うーん、野菜とパンとフルーツと卵と牛乳とヨーグルト…フレンチトーストとサンドイッチとフルーツヨーグルトってとこかな…
数十分後
よし、完成!
「前原ー出来たよー!」
「おー」
「まあこれしか作れなかったけど…」
「いいよ、ありがとな」
あの頃と変わらない笑顔で笑いかけてくる。
「本当前原はずるい…でも…好き……」
私何言ってんの⁉私バカ⁉
「え…岡野今…」
「わわわ、忘れて!今の忘れて!」
「忘れられるわけねーっつーの…俺も岡野のこと好きだ!」
「え…うそ…嬉しい…」
「うそじゃねーよ。お前こそあのことあったから俺のこともう好きじゃねーと思ってた」
「嫌いになれなかったって方が正しいかも」