前回は>>43です!
まぁ、わたしが何にしようかなーって考えてたら、なんかグレイとかナツが誘って来たの。
そして、グレイは安定の服を脱いでいて…。はぁ。
「俺は、とうばt…「ナツ―!!」」
ハッピーが目をウルウルさせて飛んでくる。
結構…目がすごいわ…。
「ハッピー、どうした」
あまりにも、ハッピーの惨状がすごくて、話をさえぎられても怒らないで聞いた。
でも、本当にいつもより焦ってるわ…。どうしたのかしら。
「来て」
短い言葉を放つと、肩を持ち、飛んでいく。
「え?」とナツが驚いた瞬間もうギルドから出ていた。
「酷いよー」って声が聞こえた気がするけど…気のせいってことにしておこう。
「あ、えっとー」
「あ、俺か」
いや、あまりの一瞬のことで何をやろうとしたか忘れるところだったわ…。
あ、今誰か「忘れてただろ」って、言ったかしら?
「俺はこれだ」
テーブルに紙を置く。
えっと…なになに。怪盗クリスから伝説のクリスタルドリスを守ってください…。
これ、私誘ったのって…。
「なんで私?」
「ほら、ルーシィできそうじゃん」
そうよね…。
グレイは私を恋愛対象者としてみてないだろうし…。好きなのに…。
「わかった。もう準備するから帰るね…」
「おう」
…ちょっとそっけなかったかな?
でも…気づかないグレイが悪いんだからね。
「ルーシィ!!」
「あ、ナツ」
ギルドを出ると、ちょうど何分か前に出て言ったナツが息を切らせて立っていた。
「どしたの」
「聞いてくれよ。ハッピーが家に戻るなり大事件っていうから見てみればよぉ…。ただ、服が燃えてただけだぜ」
どうしよう…。突っ込むべきか、反応しないべきか迷うわ…。
考えて、まぁどうでもいいか、という結論に達して、顔を上げるとナツがさっきとは打って変わって真剣な顔をしていた。
「で、どっちといくんだ」
「え?」
「仕事だよ」
ああ、それか。
てか、ナツと行くと報酬はしっかり最後まで報酬という意味を持ってくれないからな…。
それに、討伐モンスター系だろうし…。
「てか、あの時点でナツ居なかったんだから、グレイに必然的になるわよ」
「ちぇー。的今度行こうな!」
「OK」
軽くハイタッチして笑いあう。
私もナツと行きたいよ、好きだから。でも…。
違うの。だから…ごめんね。
続く