全員「いただきます!」
会話も終わり、ほのあ達はお昼ご飯のオムライスを食べ始めた。だが、ほのあだけはクロウの言われた事を完全に忘れ、バクバクとオムライスを食べている。
すずか「うわっ、すんごい勢い…」
ほのあ「バクバク!バクバクバクー♪オムライスうめぇ!うめぇ!」
エレナ「こらほのあ!そんな食べ方しちゃいけません!お父さんにも言われたでしょ?もっと味わって食べなさいよ。」
ほのあ「あっ…ふぁ、ふぁーい…」
口の中にオムライスを入れたまま返事をしたからか、変な声になる。その時、クロウだけはほのあを無視してオムライスを食べていた。
そしてその後、ほのあとすずかは2階に戻って行った。
すずか「ふぅ〜、食べた食べた。…で、ほのあ、そのお腹はなにかね?」
ほのあ「いやぁ〜、美味しかったでぶね〜♪」
…が、ほのあはあのオムライスを2つも食ったのだ。ほのあは、食べ過ぎると語尾に「でぶ」が付く。それくらいたくさん食べたのだろうか。お腹も出て、相当でぶっていた。
すずか「とりあえず…もうちょっとだけしたら帰るね!おら来いほのあ!でぶでぶ言ってる場合やないぞ!ってか、宿題やってないし〜!」
ほのあ「うーん…でふでぶ〜…はっ!今まで、我を忘れてオムライスを楽しんでいたよ。」
はっ!と言うと共に、ほのあの体型は元の姿に戻った。
すずか「わっ、戻った!それに…意味が分からない…」
意味不明なことを言うほのあに、すずかは首をかしげるすずか。
そんな事をしていると、外からももの声が聞こえてきた。
もも「ほのあー、居るかしらー?」
ほのあ「あっ!この声は…」
すずか「ももだ〜!も〜も〜!」
窓の外を見ると、そこにはももが上を向き、ミントチョコ味のアイスクリームを持ちながら立っていた。ももと言うのは、夏芽 もものこと。大人っぽく、オシャレにはうるさい奴だ。
ももには家に上がって貰って、2階に来てもらった。だが、ももは部屋に来るなり、ももは文句を言い始めた。
もも「ずいぶん汚い部屋ね〜、あたしの部屋とは大違いだわ!」
ほのあ「ムカッ!何だよその言い方!じゃあ、ももの部屋はどうなのさ?」
すずか「まぁそうカッカしないで…」
だが、ももの言う気持ちも分かる。何故なら、床には物が散らかりホーダイ、壁には幼女向けアニメキャラのポスターだらけ。空気も汚い。そりゃあ、言いたくもなるだろう。
もも「なら、少し換気でもしたらどう?空気を入れ換えるのも良いことよ。」
そう言うと、ももは窓を全快に開ける。すると、2階からは家の前を通る人々が見えるようになる。