「みんな!聞いてくれ!真選組に新しく作られた隊・特別隊の隊長となったグラさんだ!」
グラさんは、赤いチャイナ服から隊服に着替えさせられた。
スカート状の隊服で、スリッド入りのスカートに、上はチャイナ服を基調した隊服になっていた。つーか、もうチャイナドレス隊服バージョン的な感じ。松平公が特注で作らせたのだ。
「特別隊には俺たちが手を出せないような任務をやってもらう」
「グラさんアル。テメェら、私に楯突いたら殺すヨ」
すると、隊士達は大笑いをし始めた。そこへ、土方がやって来た。
「テメェら、こいつをあなどるな。こいつは蹴り1発で俺を気絶させた」
土方の言葉に大笑いしていた隊士達に冷や汗が伝った。
土方は真選組内でトップレベルの実力を持つ。その土方を蹴り1発で気絶させるとなれば、ものすごく戦闘力が高いことになる。
「それと、グラさんにはお前達の体術も鍛えてもらう」
『ええぇぇぇぇ!!!!』
「おう、よろしくナ。早速始めるアル」