「湯加梨、文奈。ここにいたの!私、誘拐されちゃったみたいなの。黒いシートみたいなので、包まれて、口と手と足を縛られたのよ!この人たちは?
私、三日月歌縺よ。」
「歌縺!やっぱり、誘拐されちゃったのね。私、この図書館探偵団さんを雇って、歌縺を捜そうと思ったの。でもね。歌縺いたからいいや。ありがとうございました。図書館探偵団さん。」
湯加梨さんが私たちに頭を下げた。何か引っ掛かっている気がします。何でしょうか。私は、上を見上げた。疑問を並べてみましょうか。湯加梨さんが私たち図書館探偵団のことを知っているのは、どうしてでしょうか。歌縺さんは、どうして自分で抜け出して、ここが分かったのでしょうか。
「リッカ君、夏祭りで怪しい人がいないか、捜してきてください。梅君、パソコンで、今日の夏祭りのことを調べてください。湯加梨さんたち、少々お時間頂けますか?犯人がほぼ分かりましたので。文奈さんも、待っていてもらえますか?」
「ええ。大丈夫。図書館探偵団さんのナゾトキ、見てみたいからね。」な、ナゾトキが見たいんですか!間違えたら恥ずかしいですね。頑張って決定的なことを言わないと。
ナゾトキは次!では、一旦終わるよ!