❬ゲーム❭
飛鳥は、暇だったので散歩に出てみた。
いつも通っている道は工事中だったので、別の道を歩いてみた。
少し歩くと、怪しげな店があった。
見た目はボロボロ、本当に店なのか?といってもいいぐらいボロボロで漫画の中にでてきそうなお店だ。
看板もボロボロだが、かろうじて文字が見えた。
看板には
❮なんでも売ってます。 雑貨屋 三留❯
と、書かれていた。
飛鳥は、興味をもったので入ってみることにした。
やはり、と言うべきか中もボロボロだった。
店には看板通り、なんでも売っていた。
テレビのリモコン、洗濯バサミ、ゲームの充電器から訳の分からない植物まで様々だ。
「ん?何だろう、これ?」
その中で、アスカは気になる物を見つけた。
昔のゲームみたいな形をしていて、それだけは他と違って見えた。
飛鳥はレジに向かって
「すみませーん!これっていくら何ですか?」
と聞いてみた。
すると、髪はボサボサ、ひげも伸ばし放題のおじいさんがやって来た。
おじいさんは
「…ん?こんなもの店にあったかな…?分かんないから、お嬢ちゃん。これ無料でいいよ。」
と、言った。
飛鳥はもちろん、喜んだ。
>>395おじさん、そんなユルくていいのか!?