>>658の続き
ブラジルのホテルに着くと、私はママと部屋に向かう。
後ろから、小塚さんと若武さんも着いてくる。
「彩黄。今日、ホテルはみんなで2部屋分けるから…その…。」
2部屋!?みんな!?
ってことは、後ろの小塚さんと若武さんも…黒木さんもっ?
「彩黄も中学生だし…ママたちと同い年の36歳の男の人と寝るのは嫌でしょ。ママも嫌だし。」
大人の男の人とねぇ。
もちろん、嫌。
女の子だし、そんなことしたいとも思わない。
「もしかして彩黄、一緒がいいの?まあ、それならいいけど。」
「嫌嫌嫌嫌!絶対嫌ー!!!」
ママは鼻で笑って、301の部屋に入った。
私も301室に入る。
「ママはこっちに泊まるわ。彩黄もこっちに泊まる?」
私は、大きくうなずいた。
ママはまたにっこり笑って、荷物を整えていた。
私も、自分の荷物を整える。
「入ってもいいか?」
パパだ!
荷物をほったらかしてドアを開ける。
「彩黄。こっちの部屋に泊まっていいか?若武達と一緒だと狭い。若武達の誰かと同じ部屋だったら、パパの方がいいだろ?」
「ん。もちろん!」
パパは鼻で笑って、荷物を持って部屋に入ってきた。
後ろに、お兄ちゃんも続く。
お兄ちゃんも一緒なの〜?
まあ、いいや。