続きです
キド視点
カノは安心した様な顔をしていたが…
本当は、不安でいっぱいだったんだろうな
〈ジジィーージジジジィーー
〈ミーーンミー…ミーーンミンミンミー…
カノの乗った馬の走る音を蝉が掻き消していく
まだ夏は始まったばかり…
カノは無事に帰って来られるのか…
いや…俺が不安になっても、待つことしかできないんだ…
とりあえず…部屋に戻ろう
母「はい…えぇ…お願いします…ここにいても、不安でしょうから…はい」
カノのお母さんは一体誰と電話してるんだ?
母「あ、はい、はい…それでは」
まぁ、いいや
行こう…
母「キドちゃん…」
俺?
「はい…?」
母「あなたは…もとの家に帰ってほしいの」
「え?」
元の家に…?なんで?
いや…なんでってそりゃあ、他人を理由もなくなったのに泊めておく方がおかしいのかもな
母「追い出したい。っていう事じゃなくて…ここにいても、辛いと思って」
「分かりました」
母「馬車を手配してもいいかしら…?」
「は、い」
仕度しよう…
〈ブブッ…
ん?
エネからだ…
┌────────────────────┐
│お嬢様へ
│
│お家へ帰ってくるとのことで、メールさせ
│ていただきました。
│私は、いつでもお嬢様の見方です。
│何かあったら、いつでも言ってください。
│
│ エネより
└────────────────────┘
何かあったら…って…
大有りだっての…
「はあぁ…」
切りますから!許してくd…!
じゃあ、私と同い年じゃないかあああ!!!
禁恋っつーか、学パロが書きたかったのか・・・わかんないw
>>602
カノおおおおおおおおおおおおおお!!!!!
キドおおおおおおおおおおおおおお!!!!!
母さあああああああああああああん!!!!!
↑
パピッピーさん天さあああああああああああああい!!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
TUDUKI←UZAI
エネと車から降り、校舎内に入る。
「・・・・」
「お嬢様、ご安心下さい!エネがお嬢様のお側に居ます!
何があってもエネはお嬢様の味方です!!」
「ありがとう、安心するよ」
エネの声を聴くだけで結構安心する。エネは人を励ます力があるのかもしれない。
━━━━━━━━
教室へ歩いていくと男がドアに寄り掛かっていた。
「おはようございます!」
エネが男に声をかけた。そうだ。ごきげんようじゃなくて良いんだ。楽だな一般人。
「えっと、おはようございます・・・?」
男に向かって軽く頭を下げる。
ただ男は目を見開いて俺を見ている。
え?何か間違えた!?おはようございますじゃダメだったのか!?どうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしよう(混乱しているつぼみちゃん)
「可愛い(ボソッ」
「「え?」」
なんて言ったんだ?よく聴こえなかったんだが・・・。
「い、いえ。何でもありません」
そう言って男は俺に手を差し出した。
「初めまして、木戸つぼみさん。僕は担任の鹿野修哉。よろしくね!」
「木戸、つぼみです。よろしくお願い・・・します」
俺は男、鹿野先生の手に自分の手を重ねた。
何故かその手は安心する温もりだった。
━━━━━━━━━━━━━━━━
はい。駄作っ!ごめんなさい。