あっの〜〜……クリスマスデート風カノキド小説書いていいですか?
>>871.期待ありがとう
>>782.書いて!!!!!見たい見たい見たい見たい見たい見たい((((
>>783.遅れてごめん。
エナは真面目にヘンゼルとグレーテルを読んだことが無いです。リクエストくれたともちゃんごめん。
続き。
「うあああああ!?」
道の途中、女が大声をあげた。三人は驚いた顔で女を見る。
「どうしよう・・・忘れ物しちゃった・・・しかもあれ、幸助さんがいなきゃ持ってけないよぉ・・・」
本気で焦っているように見えるが少年少女からみれば演技。
けど、二人は希望を信じていた。だから言う。
「いいよ、お母さん。とりに行ってきな」
「僕達なら大丈夫だから。」
女と男は二人にごめんねと言い、逆方向に走っていった。
「魔女の家でも・・・探そう。つぼみ」
「うん。だね。修哉」
少年は修哉、少女はつぼみ。二人はさらに森の奥へと歩いていった。
随分歩いた。二人はとある家を見つけた。正しくお菓子の家。二人にとっての魔女の家。
警戒しなければ・・・・・・・。ただし世間は夕飯時(という設定)。二人も人並みの食欲はある。
ぐうううーーーー。
二人の腹の虫は空腹を訴える。お腹空いた、と二人は心の中で呟いた。目の前にはお菓子の家。
「「ちょっとだけ・・・」」
二人はお菓子に手を伸ばした。
「美味しいぃぃ🎵」
「ホントだね!凄く美味しい!」
一度食べると止まらない美味しさに二人は溺れていた。満腹感を感じさせない、感じない、もっと食べたくなる。正しく魔女が作るものであった。
二人は魔女のことなんてすっかり忘れて目の前のお菓子に手を伸ばす。
突然。
「・・・・あれ?眠い・・・」
「うん。なんか・・・眠くなってきた」
お菓子には食べ過ぎると眠気が襲ってくるようになっていた。誘惑に負けた二人はその場に寝転んだ。
一方、茂みの奥から見ていた魔女はというと。
「ふっふっふ。見事に引っ掛かってくれましたねぇ」
怪しげな笑みを浮かべでてくるは魔女。勿論魔女は二人を食べるつもりでしたが・・・・・・・・。
「!?こ、これは・・・・・・!?
なんて可愛らしいの!?」
魔女は心を奪われました。二人の可愛らしい寝顔に。
「こんなに可愛いと食べれないじゃない!予定変更!二人は捨て子だし、里親になるわ!!!!!」
そして。
「つぼみはお料理上手ね。」
「ホントホント。つぼみは料理得意だもんね!」
「そう?ありがとう。エネ、修哉」
あれ以来二人を育てることにしたエネは二人に愛情を注ぎ続けて、つぼみと修哉はもう17歳。町でお仕事しながらも楽しく過ごしている。
今日も甘く美味しいお菓子の家では笑顔が見える。
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ヘンゼルとグレーテル終わり。もうホントごめんなさい。アレンジ楽しかった。←