もうすぐ1000いくね…
短めですが!
僕らは、大学生だ。
今、僕の隣の席に、キドがいる。
キドの呟きを、僕は聞いた。
聞きのがしそうな程、小さかった。
聞きのがしそうな程、弱々しかった。
「可愛げ…ないな…私…」
どこか、遠くを見る視線は…寂しくみえた。
ねぇ?
『キド。』
『十分キドはかわいいよ?』
『ねぇ…』
『僕はキドが好きだよ。』
「なんて…言えたら…なぁ…」
僕の声は、窓からふく風に…
かき消された。
変わりに、別のことを言う。
「夏の…匂いがするね」
「懐かしいね…あの日々を、思い出す」
>>996.ぁぁぁぁぁぁノラネコさん来てたぁぁぁ!!!?
キドさんまじ可愛いカノも可愛い‼
続いてやんよ⬅⬅⬅
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「つぼみ、終わって早々申し訳無いが、ちょっと来てくれ」
発表会終了後、着替え終ったときにお姉ちゃんに舞台裏に呼び出される。
頷いてそのまま付いていくとロミオが、否、ロミオ役の鹿野修哉がいた。
「じゃ、私はこれで」
お姉ちゃんがそそくさに戻っていく。
え、ちょ、ま、何?・・・・・行くか。
「何の用だ?」
「木戸さん」
鹿野は一つ、深呼吸して言った。
「あの、ね、僕・・・・」
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彼の言葉に目を丸くした。
口元を両手で抑え、声を抑える。
あ、あぁ、と掠れた声が何故かでて、目に涙が浮かぶ。
彼に抱き付いて耳元でそっと囁いた。
彼に言われて、ちょっとだけど、気付いた事を。
「大好き、私のロミオ」
『ずっと、僕だけのジュリエットでいてください。僕は君が好きです・・・!』
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帰りの車の中、私はカノと手を繋いで話していた。
「つ、つまり、あの時から好きだったの?」
「そうだよ。好きだった」
顔を紅くしてカノが答える。そういう表情って可愛い。
キュと手を強く握った。カノは握り返してくる。
「離れたりしないでよ。僕のジュリエット」
「そっちこそ、早とちりで死んだりしないでよ、ロミオ」
お互いの耳元でそっと囁いた。
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ロミオとジュリエットは結ばれたね。
手を繋いでいる小さな二人を鏡越しに見て思う。
やっぱりボクは二人を結ばせるモノの一つで、ボクはジュリエットを一人占めできない。
翡翠の髪の我が妹ジュリエット、お前はロミオと一緒に居な。
もしかしたらボクはディボルトにも慣れないかもね。
まあ、良いか。妹が幸せなら。
「ハッピーエンドなら、構わないよ」
後部座席で眠る愛しいつぼみと、その王子を見て呟いた。
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やっと終った。やっと終った。やっと⬅何回言うんだ。
みんな多分3だね。まあ、良いか。