科学室、それはこの学園においては重要度の低い部屋だ。
普通は授業にしか使われないし、近年では外で授業する時だってあるのだ。
だから、こんな昼間の休み時間に鍵が職員室からなくなることなんて、普通ありえないはずなのだ。
***
「どーぶつフェロモンのアリストに〜動物変身のアリストを加えて〜、そっから一気に混ぜ混ぜま!!ん〜、スウィ〜ティ〜♪沸き立つ水銀が実に刺激的ぃ♪」
グツグツと煮えるビーカーの中身に満足そうに緑色の目を揺らした。
「にゃはは〜、やっぱこうじゃないとね〜♪海の向こうに派遣されたときもこうはいかなかったもん〜」
満足そうに鼻歌を歌いながら破壊につけている許可証を弄ぶ。そして何かに気づいたかのようにアルコールランプの火を消し、ビーカーの中身をろ紙を取り付けたろうとの中に流し込み、下の試験管に水銀を移していく。
そしてろ紙に残った異物をプレパラートに移し、顕微鏡でプレパラートの中身をのぞく。
「ふっふ〜、びんごーん。やっぱこの二つと水銀を混ぜ合わせると新しいアリスがうまれるんだよねぇ〜」
満足そうに口元を緩ませながら、顕微鏡の中身に視線を泳がせる。
満足したのか除き口から目を離し、新しい実験の準備をする。そう、チャイムが鳴ったのにも気づかず。
「ん〜やっぱなぁもっとこう...刺激的な実験がいいにゃ〜...」
なにやら思案顔になりながら棚にある本を引っ張り出し、乱暴に開ける。
そして開いたページを見て目を輝かせた。
「ん〜!さっきの余った水銀と雷酸を合わせよ〜。組み合わせるアリストは〜ん〜...あっ、私のフェロモンでいいや〜にゃはは、爆発する危険があるのに名にやってんだろうね〜♪」
保護ゴーグルを掛けなおし、薄いゴム手袋から厚いゴム手袋に替え、白衣を着なおした。
そしてさっきの試験管のなかに、予め作っておいたアリスストーンをほおりこみ、塩酸も同じようにした。そこに先ほどのケミカルを一欠けら入れ、それをマドラーで混ぜ合わせた。そしてそれらを試験管からビーカーに移し変え、三脚の上に乗せ、先ほど使っていたアルコールランプに火をつけ、煮えたぎらせる用意をさせた。
そしてもう一つの試験管に雷酸を入れ、手で仰いで匂いを確認した。
そしてその試験管を傾け、煮えたぎるもう一つのビーカーのほうへ入れようとした_____.....
>>381
フレデリカすごい!!
バカな私には全然わからぬ...。
続きがんばれー☆
P.S.デリカって呼んでもいいー???
フレデリカすげぇ。私には、わからないものばかりで、、、何が何だかさっぱりわからん。続き頑張!
>>382
ありがとう♪