【東方project】二次創作小説

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194:◆VM:2017/12/24(日) 18:08 ID:zpc

続きです
少し短くなりました
多分台本書き

─────────

??「チャオ☆帰ってきたよ〜!」

二人がよくわからない会話をしていると,向こう側から良く聞き慣れている声が聞こえてきた

その声の方向を向けば,案の定それは輝美だった

手を振りながら真っ白な道を走ってくる

それより今回は普段よりかなり早く帰ってきた

紘斗「やけに早いな………また何か企んでるのか?」

かなり嫌な予感がするようで,紘斗は苦笑いしながらそう問いかけた

輝美「実は今回、二人にも空の旅を楽しんでもらおってね」

その言葉にきょとんとしている二人

輝美はムッとすれば楓埜を担いぎ,紘斗を引っ張りながら祠の中へと入っていった

─────🌏

目の前に広がるのは無限の青,涼しいような暖かいような心地よい風が髪を揺らす

輝美「どう?空の上は……♪」

ニコッと笑い二人の方を向く

楓埜「村がゴミのようだ」

紘斗「やめろ」

素直な感想を無表情で言う楓埜

どうやら二人とも楽しんでいるようだ


暫くすれば明るかった日が沈む様子が見えた

とろとろと熔けるように陽は大きな湖の向こうに消えていく

空は黄色からオレンジ,オレンジから紫,紫から青…………

美しいグラデーションに染まっていた


陽が沈んでしまうと,辺りはすっかり真っ暗だ

いつもより星や月が近い位置にあるように感じる

周りは一面の星空

そのような風景にも見飽きたのか,紘斗はぽつりと輝美に言ってみた

紘斗「なぁ,この空のもっと上に行ったら何があるんだ?」

その言葉を聞くと,いつも明るい表情の輝美が無表情になった

そして怪しいような怖いような笑みを浮かべ,いつもより低い声で言った

『空の上には行っちゃいけない。馬鹿な魔物が住んでるからね』

その言葉はゾッとするほど不気味に感じた

輝美「それじゃ,そろそろ帰ろっか!」

またパッといつもの笑顔に戻れば二人の方を向きそう言う

二人が目を瞑れば,またいつもの白い雪が積もった野原だった


挿し絵☆
画像
https://i.imgur.com/8EmW6Vg.jpg


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