>>471の続き
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一方、飛鳥の視界から完全に消えた響は両手で顔を覆い隠していたままピクピクと痙攣していた
今回のパーティーの目的は飛鳥にドッキリをすることだ
逆転や入れ替わりなどの案が出た中でケイは性別転換という設定でドッキリをしてくれた
そして響は逆転という設定で奏の演技をしたのだが、かなり恥ずかしい
最初の方はケイみたいに女装するよりましだと思ったのだが、今となっては女装にすればよかったかもしれないと感じたほどだ
「お兄ちゃん、大丈夫?」
「大丈夫、大丈夫だから」
「いや全然大丈夫そうには見えないよ!」
未だに顔を真っ赤にして座り込む兄に話しかける妹
その時、ドッキリの黒幕でもあり最後のドッキリをしかけにいく琴音が心配して見に来た
片手にあるドッキリ大成功!!という看板を隠しながらだ
「ごめんね、こんなことをさせてしまって…」
「いえ、大丈夫です。琴音さん、最後おねがいします」
「うん、わかったわ」
ある意味瀕死寸前の響を奏でに頃く診てもらうとして琴音は最後のドッキリを実行する準備をした
幸いにも、ケイがアスカを引きつけているおかけでこのやり取りは見られてない
準備と言っても恭也を近くに呼び軽くぶつかるだけなのだが
できるだけ響が飛鳥の視界に入らない場所で作戦決行する
しかし、アスカは純粋すぎた
この一連の出来事をドッキリではなく本当のこととして認識されてしまうとは
そしてドッキリだというタイミングを逃してまる一日そんな設定で過ごす羽目になるとは